会長の時間 第1436回 3月17日(水)大森 仁志 会長

大森会長

3日前の日曜日にオンラインで行われた地区大会はご覧になられたでしょうか。私は来客があったためライブでは最後の30分しか観ることができませんでしたが、例会前に地区のホームページからYouTubeで配信されているのを確認し、最初の30分ほど観てきました。熊本出身の方が奏でる見事な津軽三味線で始まり、熊本の日常の様子をクリエイティブな編集がしてあるプロローグ映像は素晴らしかったです。残りも必ず拝見します。観てない方は是非ご覧ください。

今日はお酒の話をいたします。私はほぼ毎日飲みますが、少量ですので翌日に残ることはありません。以前は深酒をして二日酔いになっても回復は早かったのですが、50代半ばくらいから回復に時間がかかるようになり、自制するようになってきました。とはいえ、友人と楽しく飲み始めたらそんなことは忘れて痛飲し、翌朝後悔することがよくあります。そこで「会長の時間」ですから、真面目にこねくり回したお酒に関する話をいたします。

人が酒を飲んで酔っ払う理由はまだ完全には解明されてないらしく、アルコールが麻酔薬というのは分かっているそうです。脳内には「興奮」の神経系と「抑制」の神経系があり、普段はちょうどよいバランスを保っております。それが酔っ払うと抑制の神経系に麻酔がかかり、普段抑制しているものが取り外され興奮の神経系が優位になります。症状としては様々で、普段おとなしい人が明るくなったり、声が大きくなったり、気が大きくなったり、急に怒りだしたりetc人それぞれで、その人の本性がでます。私の場合で自覚しているのは、よくしゃべるようになり、少しエッチになります。普段は理性で抑えバランスをとり隠しているので、酒癖というのはその人本来の姿であるといっていいのかもしれません。

人間は普段、抗利尿ホルモンの働きで腎臓での水分吸収が促進されております。それがアルコールにより麻酔されてしまうと、抑制が外され尿量が増加します。その時、水分と塩分が同時に排出されるため酷いときには脱水症状を起こしてしまします。ビール1ℓの摂取で尿は1.2ℓ出るそうです。

なぜ二日酔いするのかといいますと、飲んだアルコールは血液に乗って肝臓へ運ばれ、分解酵素の働きでアセドアルデヒドという分子になり、それが酢酸になりさらに炭酸ガスに分解されます。そこまでの流れがスムーズにいけば二日酔いにはなりません。ですからその分解酵素の活性化能力が低い人ほど二日酔いで苦しむ訳です。分解酵素をまったく保有されてない方もいらっしゃいます。日本人の場合、その保有率が低く、欧米人の場合はほとんどの人が強い酵素を持っているといわれています。

なぜ酒を飲みたくなるのか。神経には報酬系という楽しいことや面白いことに出会ったときに働く神経回路があり、神経伝達物質ドーパミンなどの「報酬物質」を分泌して喜びの感情を作り出します。アルコールにはその報酬系を活性化させる働きがあります。人はその快感を経験で知っているため酒を飲みたくなるのですが、きちんと制約を設け理性を働かせないと依存症になってしまい、そうなったら自分の意志でのコントロールが困難になり、医学的な治療が必要になります。極端な例では違法薬物などを経験するとその成分がドーパミンを脳内でダダモレ状態にさせ、依存しやすくそこから脱出するのがいかに困難なことであるかは、薬物中毒の恐怖としてよく報道されていますからご存じでしょう。アルコール中毒も同様です。楽なほうに逃げてはダメですね。

私は酒を飲むときのルールで絶対守っていることがあります。それは、嫌なことがあったり、怒っていたり、ネガティブな状態のときには飲まないことです。酒はその感情を増幅させることを経験で知っており、酒を飲んで忘れるという解決策は取らないようにしています。やはり楽しく飲むのが一番で、やけ酒飲んでろくなことはありません。

まだコロナ禍以前のような飲み方は出来ません。心配しながら飲むより気を遣わず飲める日が来ることを楽しみに、気長に待つことにいたします。

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毎週水曜12時30分~13時30分
■2013年度
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