- 2018-2-14
- 会長の時間

関根副会長
ご来訪者の紹介をいたします。
熊本城東ロータリークラブの田代会長と開SAA、又今日卓話
をして頂く渋谷剛様です。
ようこそ熊本平成ロータリークラブ例会にお越しいただきま
して、ありがとうございます。
熊本城東ロータリークラブ様が3月31日に創立30周年を迎え
られるという事で、熊本平成ロータリークラブは、全員参加
の予定でございます。
今日は、終末期医療について話をさせていただきます。
内閣府の意識調査でも明らかになっている「自宅での
最後」を望む人が半数以上に上るという国民の意識が
あります。しかし、現状は自宅での最期を迎える人は、
1割ほどで、8割近くは医療機関で亡くなっています。
在宅での看取りに取り組む医療機関も全体の5%にとど
まっています。
わたしには、96歳になる母がいますが、先日、かかりつ
けのお医者様に、心臓・腎臓が末期だけど、延命治療し
ますか?と質問されました。
その時は、あまりにも急な事でしたので、即答できませ
んでしたが、その後家族と話し合い、本人の帰りたい・
美味しいものを食べたいという希望もあり、自宅で最期
を看取ろう。という事になりました。
それには、かかりつけの病院・ディサービス等の補助が不
可欠です。
家族にとって不安な事は、いっぱいありますが、
医療機関と密に出来るという事で、少しは安心してます。
超高齢化社会は、「多死社会」に突入する時代とも言え
ます。
団塊の世代全員が、75歳以上になる2025年には、年間死
者数が、現在より20万人多い150万人を突破しその後も増
え、ピークの40年には、168万人にも達すると言われていま
す。終末期は誰でも訪れる身近な問題です。
「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」という患者・家族・
医師らが治療内容や療養場所を繰り返し話し合って決め
るという取り組みがあります。
一人一人が望む最後を選択し、実現できる社会づくりが
重要だと思います。